日本全国の干潟のおよそ4割を占める最大規模となる有明海の東よか干潟。
 多くの生き物にあふれ、干潟特有のシチメンソウという植物が秋にかけて紅々と咲きほこります。
 そのシチメンソウの規模は日本一です!
 東よか干潟は水鳥などの渡り鳥たちの生息地としても有名。
 このことからラムサール条約に認定されているほど価値のある場所です。 

 しかし……実はある異変が現在起きています

 上記の写真はシチメンソウの芽が出て、すくすくと元気に成長しています。
 秋頃になると、緑色から鮮やかな紅色へと変色していきます。


 一方こちらの写真では
 こちらは去年シチメンソウが枯れるとこのような状態となります。
 シチメンソウは一年草なので、成長を終えると上記のような姿へと変わります。


 今年はというと…新しく蒔いたばかりのシチメンソウの芽が生えてない現状です。
 つまり…芽が生えてない状態のまま秋頃に紅色の成長するシチメンソウは見られません…


 
 この件で、干潟を専門とする方に話を聞いてみました。  

 この芽が生えてこない状態は、初めての現象です。複数の要因が生じていますが、実験の結果、シチメンソウの種そのものに原因があると考えています。もちろん、動物的要因や、環境的要因も可能性にはあるかもしれません。
 私たちは試しに、種を個別の水槽に入れ、一体どれほどうまく種が着床し、芽を出すか実験をしてみたところ、10回作業を行い、すべてうまくいって5割しか芽が出ない結果になりました。これは、シチメンソウを植える種、種子そのものに要因があると一つは考えています。つまり、例年と比べると、今年の新しいシチメンソウの数が激減するだろうという見解です。



 このお話をお聞きして、私は地球温暖化と常々言われている世の中ですし、この暑さで今の時期だめになってるかと思っていましたが、やはり長く現場を見ている方からの見解では異なる視点で要因の一つを説いていました。

 しかし…!!

 たとえ秋頃に綺麗な紅色のシチメンソウが咲きほこっていなくとも、干潟には渡り鳥たちや、シオマネキなどの種類豊富なカニさんたちが私たちを出迎えてくれます。  

 
 こちらは四季折々の干潟の様子が、パネルで展示されてあります。

 日本一の東よか干潟、実際に現地で見て、ぜひ肌で感じて味わってみてください!
 
 暑さが続いております。特に外での熱中症対策など、十分に気をつけて一度訪れてみてください。
 
 佐賀東よか干潟で検索するとホームページで詳しく専門的な情報も記載されてあります。
 興味のある方はぜひそちらをご覧ください。