雲母(きらら)坂は、かつて修行僧や比叡山延暦寺へと向かう勅使が歩いた京都の古道です。

場所は左京区の一乗寺。白川通から詩仙堂などのある曼殊院道をのぼり、「八大神社一の鳥居」を北へ曲がると雲母坂です。
八大神社は宮本武蔵ゆかりの神社。
一の鳥居のそばには、宮本武蔵の決闘の地として知られる「一乗寺下り松」もあります。

雲母坂へ入ると、お地蔵さまが並ぶ「十輪地蔵尊」が。
地名にもあるように昔「一乗寺」という寺院があったこの地域では、その名残りか、あちこちにお地蔵さまの姿を見かけます。

雲母坂はのどかな道。田畑と、その向こうには比叡山に連なる山々も見えます。このまま北へ向かえば、修学院エリアです。
雲母坂で有名なのが、雲母漬を販売している老舗の漬物店「穂野出」。
ここでしか味わえない茄子のお漬物を購入できます。また、お庭には興味深い史跡もあるので、見学も楽しめますよ。

雲母漬老舗穂野出の情報
京都市左京区一乗寺谷田町43
営業時間:8:30~16:30
定休日:日曜日

穂野出の先には、銭湯の「雲母湯」が。レトロな雰囲気が漂っていますね。
雲母湯の少し先に「宮内小輔(くないしょうゆ)城址」というお城の跡があります。
城主は、足利12代将軍の家臣、渡辺氏。付近には現在も子孫の方々が住まわれているのだとか。

歴史と情緒のある雲母坂のお散歩でした。