兵庫県神戸市中央区の相楽園内に建つ「旧ハッサム住宅」は、明治期の外国人居留地文化を今に伝える貴重な洋館です。
1902年にイギリス人貿易商ハッサム氏の邸宅として建てられ、戦後の市街地再開発に伴い、相楽園へ移築・保存されました。現在は神戸市指定重要有形文化財となり、庭園散策とともに異国情緒を味わえるスポットとなっています。
阪神淡路大震災の際に2階の床を突き抜け、1階まで落下した煙突が表に展示されています。
災害の大きさを物語る貴重なものですね。
旧ハッサムの建物は白い外壁とベランダが特徴的なコロニアル様式。木造2階建ての端正な佇まいは、神戸の洋館文化を象徴する存在です。
内部は当時の生活様式を感じられる落ち着いた空間で、暖炉や窓枠、階段の意匠など細部にまで当時の雰囲気が残されています。
公開日は季節によって変わり、内部見学ができる日は特に来園者も特に増えるそうです。
各部屋をくまなく見学でき、撮影もOKなので、じっくり堪能したいですね。
同住宅は、もともと北野の異人館にあったものを、昭和38年に現在の場所に移されたもの。阪神淡路大震災で落ちてきた天井の見事な漆喰も復元され、展示もしています。
その他の貴重な資料も見ることができ、当時の歴史を知ることができます。
浴場や台所、トイレなどの場所も含めて、当時の生活スタイルを垣間見ることが出来る貴重な文化財となっています。
池泉回遊式庭園を中心に歴史建築が点在する静かな庭園の相楽園は、春のつつじ、秋の紅葉など四季の彩りが楽しめ、白亜の洋館と和の庭園が並ぶ風景は神戸ならでは。そのため写真目的の観光客にも人気が高いスポットです。
相楽園の中にあるため、庭園に入場すれば旧ハッサム住宅への入場料はいらないため、ぜひセットで見学してみてください。