「亀末廣」は1804年創業、古くは御所や二条城に菓子を納め、公家や武家、名だたる茶人たちから愛されてきた和菓子の老舗です。
看板商品の「京のよすが」をはじめ、干菓子で有名ですが、生菓子もとても美味しい。
というわけで、今回はあえて干菓子ではなくわらび餅をいただきました。
ぷるんぷるんのわらび餅でこし餡をつつみ、きな粉をまぶした品は、春だけの季節限定品。
香ばしいきな粉としっかりしたわらび餅、上品なこし餡がそれぞれ主張しすぎず、絶妙なハーモニーを奏でます。
亀末廣のお店は烏丸御池駅からほど近く。創業当時の趣きを残す店舗は、歴史的な景観を比較的よく残している姉小路通の中でもひときわ目立ちます。
人とのつながりを大切にするという方針から店舗でしか菓子を販売しないとのことなので、ぜひお店に足を運んでみてください。店内を見るだけでも楽しいですよ。