かつて福岡市に『かしいかえんシルバニアガーデン』という遊園地がありました。1956年の開園から2021年に閉園するまで、長きにわたり福岡市民の憩いの場として愛された場所です。

遊具やレストランはもちろんのこと、敷地内の大テントにはステージが備わっており、ヒーローショーをはじめライブなど様々なイベントが開催され多くの想い出が生まれました。
ローカルヒーローというのをご存知でしょうか?
主に地域や街を中心に活動しているヒーローたちのことで、全国に様々なヒーローが存在しています。

福岡県にも多数のヒーローがいますが、そんな彼らが活躍する映像作品が2020年から放送されている『ドゲンジャーズ』です。
その人気を福岡を飛び出し全国区へ拡大しており、テレビシリーズは既に4年目をむかえました。
かしいかえんが運営していた頃から活躍していたヒーローたち。閉園から1年半以上経ちましたが、ステージに立つ彼らを見ると昔に戻ったような気持ちになりました。
かしいかえん閉園後に作品に登場したヒーローたち。閉園したこの場所に彼らが立つ姿を見れるのは、ファンが夢見た景色でした。
かしいかえんは現在、期間限定のキャンプイベント施設となっています。
遊具が撤去され、象徴だった美しい花々も今はありません。
それでも残された大テントのステージにヒーローた ちが立つことで、ここにかしいかえんがあったこと。過去と今がつながっていること。
そうした思いを感じられたイベントでした。