仙台近郊の直売所などに行くと「仙台曲がりねぎ」「仙台長茄子」「仙台ちぢみ雪菜」「仙台せり」といった「仙台」を掲げた野菜を目にすることがあります。これらは「仙台伝統野菜」呼ばれています。
中でも「仙台白菜」は大ぶりで肉厚。甘みがあり、シャクシャクと柔らかいので、そのままサラダに使えます。極寒の頃になるとさらに甘みが増すので保存のため漬け物などに加工されます。
仙台白菜は、大正時代に若林区で誕生しました。現在の若林区役所の隣には、むかし「養種園（ようしゅえん）」という伊達家直営の農場があり、さまざまな野菜の品種改良の研究をしていたのです。
「養種園」は平成元年、仙台市に受け継がれました。現在は場所を移し「農業園芸センター」として市民の憩いの場になっています。

せんだい農業園芸センター【農と触れ合う交流拠点】 トップページ

せんだい農業園芸センターをきっかけに多くの市民に農に触れ合い、農に関心を持ち、農に関わることができるように、農の普及啓発を主軸とした多彩なイベントの開催、体験プログラムの実施、市民農園の運営など年間を通じて提供します。

https://sendai-nogyo-engei-center.jp/

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その仙台伝統野菜の美味しさを余すところなく引き出して「旬野菜一汁四採　ランチ」（日替わり）として提供してくれるのが「もろやファームキッチン」。

もろやファームキッチン – DELICIOUS TOHOKU

「DELICIOUS TOHOKU」は、東北の玄関口仙台市が立ち上げたプロジェクト。東北の食文化のルーツに触れて、味わい、知ることを通じて東北の素晴らしさを体感できるスポットが「DELICIOUS TOHOKU」です。

https://delicious-tohoku.jp/store/store45/

もろやファームキッチン – DELICIOUS TOHOKU

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なにせ江戸時代から９代続く大農家ファミリーが経営しています。今も広大な農地で150種を超える野菜を栽培しており、ランチメニューは朝に畑を見回って、その日の野菜の出来や旬によって都度考えているのだとか。メニューは全て代表のオリジナル。
むかし野菜の配達に行っていた頃に届け先で「どんな風に調理すれば美味しくなるかしら」と尋ねられているうちに、旬の野菜の味を引き出す調理法を思いつきました。野菜を知り尽くした代表のメニューは通う度に「こんな食べ方もあったのか」と「新しい発見」があります。それがまた美味しいんです。
こちらが本日の日替わり。山盛りの野菜に日替わりのメインはお肉・魚・その他の中からチョイスできます。ご飯は炊きたてのミルキークイーン。茶碗の横にひとさじ「ばっけ味噌」が乗っているも嬉しいです。そして食べ甲斐のある具だくさんのお味噌汁。ごはんは無料でお代わりできます。
レジ脇ではその日の朝採り野菜の販売も。