京都市伏見区にある藤森神社は、今から約1800年前に神功皇后が創建された神社です。伏見稲荷大社からは南へ歩くこと約15分の位置にありますが、普段はとても静かで近隣住民の憩いの場となっています。
本殿には、素戔嗚尊(すさのおのみこと)をはじめ12柱の神様がお祀りされています。
ご祭神の中には、神功皇后や天武天皇、日本武尊などおなじみの方(?)から、日本三大怨霊として知られている早良親王などさまざまです。
ご祭神の中には、神功皇后や天武天皇、日本武尊などおなじみの方(?)から、日本三大怨霊として知られている早良親王などさまざまです。
菖蒲の節句発祥の地
藤森神社は、菖蒲の節句(端午の節句)発祥の地として知られ、菖蒲=勝負で、勝運と馬の神様として競馬関係者や競馬ファンの聖地ともなっています。
絵馬舎には馬の絵馬がたくさん!
絵馬舎には馬の絵馬がたくさん!
本殿東の神功皇后御旗塚には「いちのきさん」と呼ばれるイチイの古木をお参りすると腰痛が治るという伝説があります。
あの新選組局長の近藤勇も参拝したと伝わる霊木なので、腰痛でお悩みの方は試しにお参りしてみては?
5月5日の藤森祭行事・駆馬神事
毎年5月1~5日は、藤森祭が行われます。
境内には所狭し並ぶ屋台!
ちょうどゴールデンウイークとも重なるために近隣の小中学生だらけです。
5日には、お神輿や武者行列が氏子地域を練り歩き、藤森神社境内では駆馬神事が実施されます。
境内には所狭し並ぶ屋台!
ちょうどゴールデンウイークとも重なるために近隣の小中学生だらけです。
5日には、お神輿や武者行列が氏子地域を練り歩き、藤森神社境内では駆馬神事が実施されます。
全速力で走る馬の上で、アクロバット並みの妙技が披露される駆馬神事は、迫力満点です!
普段はこんなに静かな参道が5月5日にはすごい人だかりになります。
今年も藤森神社の駆馬神事へ。岡田会長の技を見に。事前の馬上での練習はなく、当日の馬の様子を見て、呼吸をあわせて1発で決められる。 pic.twitter.com/EFYB0qaLJk
— 三木俊和|今年は仲間の発信を頑張る (@tskz06miki) 2019年5月5日
6月の紫陽花祭り
藤森神社は紫陽花の名所としても有名で、6月には境内の紫陽花苑が解放され多くの観光客が訪れます。
第一・第二あじさい苑には約3,500株のさまざまな紫陽花が見事に咲きそろいます。
第一・第二あじさい苑には約3,500株のさまざまな紫陽花が見事に咲きそろいます。
花手水もきれいです!
刀剣乱舞の聖地
藤森神社は、知る人ぞ知る刀剣乱舞の聖地でもあるのです。
粟田神社・豊国神社・建勲神社とともに京都刀剣ご朱印めぐりが行われたり、
コスプレイベントが開催されたりしています。
【京都刀剣御朱印めぐり】のお知らせ
— 藤森神社 (@fujinomori505) 2024年2月9日
粟田、建勲、豊国、藤森の四社をめぐる「京都刀剣御朱印めぐり」の第13弾が決定致しました。
期間は令和6年3月20日(水・祝)~9月8日(日)
四社すべて巡って御朱印を受けられた方に、今回は特製の記念品「御宝入れ」を贈呈します。
ご参拝をお待ち致しております。 pic.twitter.com/iEL7aQqHUE
私が紫陽花を見に訪れたとき、ちょうどイベントが行われていました。
間近で見たコスプレーヤー、とてもきれいでレベルの高さにびっくりしました。
間近で見たコスプレーヤー、とてもきれいでレベルの高さにびっくりしました。
こちらは数年前にいただいた鶴丸の御朱印です。
絵柄は毎年変わります。
京都人気の観光スポットに比べると、静かで観光客も少ない藤森神社ですが、見どころはたっぷり!
若葉が清々しい境内で癒されるも良し、勝負運を願うも良し、紫陽花を愛でるも良し、歴史を感じるも良し。
ゴールデンウィークから初夏にかけては、ぜひ藤森神社へ訪れてください。