京都でねねゆかりのお寺と言えば、秀吉の弔いに建立した高台寺。
その高台寺の向かいにもうひとつ、圓徳院というねねゆかりのお寺があります。
圓徳院は、ねねの晩年の居住地にあたるお寺です。
圓徳院の庭は、伏見城から移築されたもので、桃山期の様式だそうです。
ねねは、秀吉との思い出が詰まった伏見城の化粧御殿と前庭をこの地に移し、亡くなる77歳まで住みました。
ここから向かいの高台寺へと日々通っていたのだとか。
境内は、高台寺よりもこじんまりとして、優しくほっこりした雰囲気が漂っています。
ねねを慕うさまざまな人が、ねねに会うため訪れた場所でもありました。
庭は、大きな石がたくさん配置されていて、よく見ると結構豪快です。
春には青紅葉、秋には真っ赤な紅葉も楽しめる場所です。

高台寺のチケットを購入する際、圓徳院との共通拝見券を選ぶと割引になるので、ぜひセットをおすすめします。
その日に両方行けなくても、期限がないのでまた次回もう一方を拝観することが可能ですよ。

圓徳院の情報
京都市東山区高台 寺下河原町530
拝観時間:10:00~17:30