山梨武田史跡巡り〜武田家終焉の地①「最後の奮戦 甲州市大和町田野をめぐる」〜
今回から3回に分けて「武田家終焉の地」についてご紹介したいと思います。 前回の新府城でも書きましたが、武田勝頼公は内部の裏切りや離散、織田・徳川軍の甲斐侵攻によりいよいよ追い込まれていきます。そして、新府城に火を放ち、大月市の岩殿城を目指して落ちていきます。 しかし、最後の一手が遂に打たれてしまいます。なんと、逃げ落ちていく目的地とした岩殿城の小山田信茂が裏切ります。 こうしてもはや逃げ場を失った勝頼公一行は、天目山(てんもくざん)を目指して逃げ落ちていきます。この天目山というのは、室町時代に甲