有吉佐和子記念館
「恍惚の人」で一躍有名となった、和歌山出身の作家有吉佐和子は、「紀の川」や「花岡青洲の妻」など、和歌山を題材とした作品でも有名です。 ドラマチックな物語が多いものの、登場人物の使う昔ながらの和歌山弁は、彼女の作品をどこか柔らかく感じさせる効果がありました。 一体どんな人で、どんなふうに和歌山で暮らしたのか。 それが少しだけ見えてくるような気持を味わえるのが、私が今回行ってきた有吉佐和子記念館です。 新しく美しい建物の中で、特に目を引くのが、その整えられたお庭でした。茶道も嗜んでいた有吉佐和子は、