京都の名物和菓子が持つ独特な形状と味わい
「阿闍梨餅」(あじゃりもち)は老舗和菓子店「満月」が製造・販売する和菓子。餅粉に鶏卵などを練り合わせた生地で丹波大納言小豆の粒餡を包んで鉄板で焼いた半生菓子で、京都を代表する銘菓の一つとして広く親しまれています。 「阿闍梨」とはもともとサンスクリット語で、天台宗と真言宗の「高僧」のことです。 阿闍梨餅の独特の中央部が盛り上がった形状は、比叡山で千日回峰行する阿闍梨の網代笠に着想を得たとされ、阿闍梨が厳しい仏道修業の最中に餅を食べて飢えを凌いだことから名称をとったそうです。 阿闍梨餅は独特のもちも