地域連携
箕面市で続く工務店とアートの活動 ― 仕事の中から広がるアート制作
個人・その他
大阪府・箕面市
和田修治さんは、大阪府箕面市にあるPADDLEを拠点に、工務店の仕事と並行して、レジン(樹脂)やアクリル絵の具による作品制作に取り組んでいる。
作品の多くは、海や水の流れをテーマとしている。
制作の出発点となったのは、工務店の現場で日常的に発生する端材である。木材を廃棄するにも費用がかかる中で、それらを別の形で活かすことはできないかと考えたことがきっかけとなっている。
当初は、サーフィンのフィンを模した木工細工や、サーフボードの模型のようなものを制作していた。やがて、海外の作家がレジンを使って海の情景を表現している事例を知り、現在の制作へとつながっていった。
初期の作品は、美術作品というよりもインテリアや家具の延長として位置づけられていた。工務店の仕事の中で家具制作にも関わっていた経験があり、その延長として、レジンを用いたテーブルやベンチの制作へと展開している。
専門的な美術教育や家具制作の修業を経たわけではなく、リノベーション会社での現場経験や、現場で自ら対応してきた積み重ねが基盤となっている。
現在の制作拠点は、自宅の一部を兼ねた空間である。工具や資材とともに作品や制作途中のキャンバスが並び、壁面に設置された大きな作品も見られる。生活空間と制作環境が重なり合う場となっている。
現在の制作拠点は、自宅の一部を兼ねた空間である。工具や資材とともに作品や制作途中のキャンバスが並び、壁面に設置された大きな作品も見られる。生活空間と制作環境が重なり合う場となっている。
日によっては工務店の仕事に従事し、別の日には制作に時間を充てるなど、日常のリズムの中で両方の活動が続いている。
作品のテーマは、海や水の流れを基軸としている。サーフィンを通じて感じてきた波の動きや流れのイメージを出発点とし、キャンバス上ではアクリル絵の具を重ね、削るようにして表現が行われている。
作品のテーマは、海や水の流れを基軸としている。サーフィンを通じて感じてきた波の動きや流れのイメージを出発点とし、キャンバス上ではアクリル絵の具を重ね、削るようにして表現が行われている。
塗っては削り、さらに色を重ねる工程は、左官の作業にも近い感覚とされる。色は混ざるのではなく重なりとして層をつくり、その重なりが質感として現れている。制作の進め方は、明確な手順に沿うものではなく、感覚的な判断に委ねられている。
色を重ねすぎないことや、長時間かけすぎないことを意識しながら、適切な段階で手を止める判断が行われている。服を選ぶようにバランスを見ながら構成を整え、空間に置かれる状況を想定して仕上げられている。
一方で、制作の方向性は一定ではなく、状況に応じて変化してきた。レジン作品が広がりを見せる中で類似した作品が増えたことを受け、一度制作から離れ、工務店の仕事に集中した時期がある。その後、仕事上のトラブルを契機として再び制作に向き合うようになり、「FLOW」というシリーズが生まれた。
「FLOW」は、水の流れと自身の経験を重ねる形で構想された作品である。海やサーフィンに支えられてきた感覚をもとに、流れに身を委ねるという考え方が表現に反映されている。この経験を通じて、健康や日常生活といった当たり前のことへの認識が変化し、それらを前提とした表現へとつながっている。
現在は、「縁」や「恩」といった日本語の言葉をテーマとした作品にも取り組んでいる。円形の構図の中に流れを取り入れるなど、言葉の意味や背景を視覚的に表現する試みが進められている。
「FLOW」は、水の流れと自身の経験を重ねる形で構想された作品である。海やサーフィンに支えられてきた感覚をもとに、流れに身を委ねるという考え方が表現に反映されている。この経験を通じて、健康や日常生活といった当たり前のことへの認識が変化し、それらを前提とした表現へとつながっている。
現在は、「縁」や「恩」といった日本語の言葉をテーマとした作品にも取り組んでいる。円形の構図の中に流れを取り入れるなど、言葉の意味や背景を視覚的に表現する試みが進められている。
仏教的な考え方や日本文化への関心も制作に影響しており、海外での展示も視野に入れながら、日本語の持つ意味や感覚を作品として伝える方向性が模索されている。
活動の広がりとしては、制作に加えて作品の届け方にも取り組んでいる。納品時には可能な限り直接訪問し、対面で説明や提案を行うことで次の機会につなげている。その往復の中で、和田修治さんの仕事は続いている。
活動の広がりとしては、制作に加えて作品の届け方にも取り組んでいる。納品時には可能な限り直接訪問し、対面で説明や提案を行うことで次の機会につなげている。
画廊への持ち込みや現地での営業活動も含め、制作と流通を一体として捉える動き方が続けられている。
また、制作と並行して発信活動も行われている。日常の中で感じたことを言葉として整理し、ポッドキャストで発信する取り組みや、それをもとにした作品制作など、表現の手段は多岐にわたる。
箕面市のこの場所では、工務店の仕事と作品制作が重なりながら続いている。また、制作と並行して発信活動も行われている。日常の中で感じたことを言葉として整理し、ポッドキャストで発信する取り組みや、それをもとにした作品制作など、表現の手段は多岐にわたる。
工務店の現場や人との関わりを通じて得られる体験が制作のインプットとなり、それが作品や発信へとつながっている。
今後については、古民家や廃校などの空間を活用したギャラリーやアトリエの構想がある。工務店としての技術を活かしながら、展示や制作の場を自ら整備し、人が集まる場として運用していくことが検討されている。
今後については、古民家や廃校などの空間を活用したギャラリーやアトリエの構想がある。工務店としての技術を活かしながら、展示や制作の場を自ら整備し、人が集まる場として運用していくことが検討されている。
地域との関わりや場所の特性を踏まえた活動として、空間づくりと作品制作を組み合わせた展開が想定されている。
日常の中で得られる経験や関係性が制作に反映され、制作の過程で生まれる考え方が再び日常へと戻っていく。
※日々の活動の様子は、公式Instagramでも発信されている。
https://www.instagram.com/paddle_lifestyle_/
https://www.instagram.com/paddle_lifestyle_/
FreeLife Colors メディア事務局
掲載日:2026-06-09
更新日:2026-06-09
更新日:2026-06-09












