秋の特別展「源氏物語の世界展」を観に行ってきました。
今年、大河ドラマで紫式部が注目されています。その作品『源氏物語』も再び話題になっています。この物語は平安時代の貴族社会を背景に、主人公・光源氏の人生や恋愛を描いています。『源氏物語』は日本で最初の長編小説で、平安時代の優雅な文化を知るためには欠かせない作品です。
今回の特別展では、この『源氏物語』と紫式部が生きた平安時代の衣食住が、臨場感たっぷりに再現されていました。
展示の見どころはいくつかあるのですが、特に光源氏が舞う「紅葉賀(もみじのが)」の1/4模型は圧巻でした。貴族の雅な宴会で、光源氏が青海波(せいがいは)という舞を披露する場面を再現しており、貴族が身にまとう華やかな装束も展示され、優雅な宮廷文化にひたることができます。他にも平安時代の住まいや食文化が再現され、訪れる人を千年前の貴族社会へと誘います。
特別展期間中は、さまざまなイベントも開催されます。例えば、11月2日には京都ノートルダム女子大学の鳥居本幸代名誉教授による「光源氏のみた平安ファッション」という講演会があり、平安時代の装束に関する情報が得られ、さらに魅了されるでしょう。
11月16日・17日には十二単(じゅうにひとえ)着付け実演ショーも行われ、平安時代の美しい装いを間近で見ることができたり、香を楽しむ「聞香(もんこう)体験」や、自分でお香を作れる「薫物(たきもの)作り体験」なども企画されています。これらの体験は申込制で定員も限られているため、早めの予約をおすすめします(詳細はホームページを参照してください。)

今回は、せっかくだから思い出に残ることがしたくて、平安時代の牛車に乗って記念撮影をしました。本当は色鮮やかな衣装を身にまとって記念撮影をしたかったのですが、、、(連れが恥ずかしいと言い断念)
平安時代の華やかな世界が体験できるこの特別展、ぜひ会場に行ってみてはいかがでしょうか?
〈ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)〉
・場所:広島県福山市西町2-4-1
・お問い合わせ:084-931-2513
・「源氏物語の世界展」の展示開催日:令和6年9月27日から12月1日
・開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)。月曜休館、ただし11月4日は開館
・入館料:一般1,100円、高校生・大学生700円、中学生・小学生350円(前売りや団体割引もある)※チケットはローソンチケットや当館受付で購入が可能