どら焼きのルーツはどこ?と思って調べてみたら諸説あるようです。
遠くさかのぼれば、あの武蔵坊弁慶のルーツ説もありました。
源義経の相棒だった武蔵坊弁慶が源平合戦で敗れ、奥州(現岩手県南部)に逃げる途中に足に怪我を負った際、助けてくれた村人へのお礼に、銅鑼(ドラ)で焼いた薄皮にあんこを包んで作ったのが銅鑼焼き=どら焼きになったという説。
はたまた江戸時代末期に、京都の東寺のお坊さんに「副食となるお菓子を」と頼まれた京都の和菓子職人が考案した説もありました。

ともあれ明治になって全国各地で作られるようになったどら焼きは、さまざまな呼び名で地域の人々に愛され広まっていきました。

そんなどら焼きを作っている会社が鳥取県米子市にもあります。
丸京製菓は「どら焼き生産量世界一」を誇る会社です。この辺りのスーパーなどには大抵のお店に丸京の特設コーナーがあり、色々などら焼きが並んでお馴染みのご当地どら焼きになっています。

公式サイトを見ると、その販売範囲は全国各地に広がっているようです。
スーパーに並ぶどら焼きは、自宅用に買うことがほとんどですが、ちょっとした集まりの際の差し入れや手土産に使いたいときもあります。

以前は、「丸京庵」という丸京製菓の専門店があり、スーパーにはない少し高いどら焼きや生菓子の個別販売もあり箱詰めもしてもらえました。
また、同じ建物の2階には地域の人に解放されたギャラリーも同設されていて、何度か訪れたこともありました。

しかし、その「丸京庵」は2023年に廃止され、販売コーナーだけが縮小されて近くの丸京工場内に以前からある直売所に移設統合されたようです。
どら焼き神社なるものまであったんですね。
丸京製菓の工場と直売所は中海(なかうみ)のすぐ横にあります。
付近は工場が多く立ち並ぶ地域なので、一般の人が訪れる機会はあまりありません。が、以前、丸京庵で手土産用のどら焼きを渡した方から喜ばれたことがあるので、どんな様子なのか工場直売所に行ってみました。
玄関を入ると正面に販売コーナーがありました。思ったより狭いのですが、ぎっしりとラインナップのどら焼きが並んでいます。
右側は職場になっているので撮影NGでした。
いきなりお安くなる表示がありました。

丸京のどら焼きは、低価格帯のものから、中程度、高いものがあります。
高いのは、極み&雅シリーズでこちらは国産小麦を使用しているのですが、ここ工場直売コーナーでこれらを購入すると、通常スーパーでは1袋500円なのですが、ここでは通常460円(税込み)、そしてさらに1袋360円になっていて、2袋買うと700円というお買い得価格になっていました。

つまり、極み&雅シリーズは、スーパーで1袋540円→直営店360円
2袋買うと1,080円→直営店700円です。(すべて税込み表示価格)
※価格は時期によって変わる可能性があります

おまけに「手土産に使います!」というと無料で紙袋までつけてもらいました。
他にもお手頃な価格の製品があったので、また機会があれば行ってみたいと思えるどら焼きの丸京工場直売店でした。
丸京製菓(工場直売店)
住所:鳥取県米子市旗ヶ崎2002-2
電話:0859-22-4136
営業時間:9:00~18:00
定休日:土日祝
駐車場:有り