みなさんは日本にラッコが3頭しかいないのはご存知でしょうか。

18世紀~19世紀の乱獲、船の座礁事故による環境汚染などが続き、絶滅危惧種に登録されているラッコ。
日本では80年代に水族館で飼育が始まり、一時は繁殖もしていましたが2024年時点では残すところ3頭になったんです。

そのうち2頭がこの鳥羽水族館で見られます!
ワシントン条約の関係で海外から新しいラッコが入るのは難しく、国内繁殖もかなり厳しいので、今のうちにかわいいラッコを見たい!
どうしても!

と思い、行ってきました。
鳥羽水族館~!

実はマナティも国内で飼育しているのはここだけ。
他にもジュゴンやアザラシ、セイウチ、トド、アシカ、スナメリ、イロワケイルカなど貴重な海獣たちの宝庫なんです。
オープンとほぼ同時に入場し、1日3回のラッコの餌やりへ直行!
か、かわいい…!

あまりにすごい人だかりで遠くからしか撮影できなかったのですが、遠目からでもわかるこのかわいさ。
頭が白っぽいのがメイちゃん、もう1頭がキラちゃんでどちらもメスです。
メイちゃんは人間換算で80代くらいだそう。
キラちゃんもまあまあのお年頃で、福岡マリンワールドのリロ(ラッコのオス)とは兄妹なんだとか。

兄妹の交配はできないし、メイちゃんは高齢なので国内繁殖が難しいというわけです。
わかりますか?
このお顔むぎゅーのポーズ…!

メイ・キラはとても芸達者なんです。
これは覚えた芸かもしれないですが、これは冷たい手をあっためる動作なんだそう。

実は人間の8億倍毛が生えていて水を通さないのですが、手だけはあまり毛が生えておらず冷えると生死に関わるそうです。
ラッコは野生で生きられるのがふしぎなほど繊細な生き物…(笑)
ちょっと近くに寄れました。
毛が二層構造で密集しているので海中にいても皮膚は濡れないそうです。

ちなみに餌はエビ、ホタテ、ウニ、イカ、タラ、タコなど高級な海鮮ばかり。
年間の餌代は300万いくとかいかないとか…。

でもこれだけ人気なので自分たちの餌代は稼いでいるのかもしれません!笑

ちなみにYouTubeでラッコのライブ配信がされていて、こちらでもかわいい姿が見られます。
私は疲れたときにぼーっとこれを見ています。笑
アザラシ、むっちむち…!
ペンギンショーも楽しみました!
あまり芸はできないのでただ行進するだけですが、それだけでもうかわいい。
お腹の模様などで飼育員さんたちは全て見分けがついているそうですよ。
セイウチ、めっちゃくちゃ大きい。
セイウチショーもとても人気で、ショーの最後にはさわれるんですが子どもたちは怖がっていました。笑
野生を失ったカワウソ。。笑
もちろん海獣やペンギンだけでなく、お魚たちもたくさん!
でも私はとにかくラッコが見たすぎて、ラッコばかり見ていました!
記念撮影ゾーンでの一枚。
お土産のぬいぐるみも買えて満足げな子どもたちです。

ちなみに、水族館では飼育できないとされているイッカクの剥製(に樹皮加工したもの)も展示されていました。
見ごたえがありすぎて全部ご紹介できませんでしたが、ラッコの餌代にしてもらうためにも(笑)、ぜひ鳥羽水族館に足を運んでみてください♪
「鳥羽水族館」
所在地:
〒517-8517 三重県鳥羽市鳥羽3丁目3−6
営業時間:9:30~17:00