横浜山手西洋館で開催中の「世界のクリスマス2024 煌めく山手の丘物語」(2024年12月1日〜25日)。

山手234番館では、山美イレン氏(エンブロイダリスタジオ羅美那)が手がける、ブルガリアのクリスマスがテーマの装飾を見ることができます。
ブルガリアの人々は、クリスマスイブに「ピタ」というパンを食べます。この中にはコインが入っており、見事引き当てた人には幸運が訪れるのだとか。

ピタを囲む食器は、ブルガリア北西部トロヤンに伝わる「トロヤン焼き」で、なんと起源は紀元前にまで遡るそうです。
ツリーのオーナメントには、伝統的な刺繍があしらわれています。
この刺繍はブルガリアの民族衣装「ノシヤ」でよく見られるもので、地域によって刺繍のデザインには特色があるらしく、
館内には様々なモチーフの刺繍が展示されています。

ひとつひとつ精魂込めて縫い込まれた刺繍はあたたかみがあり、クリスマスにぴったりでした。
光庭には、トナカイも居ます。