2024年12月22日、博多座で舞台「やっぱり利兵衛」が上演されました。
これは福岡の劇団ショーマンシップの30周年記念公演で、実在した博多の商人「八尋利兵衛」を題材とした作品です。
利兵衛は「せいもん払い」という、現在で言うところの売出しを博多の街で始めた人物です。
現在では当たり前のように感じる売出しというものも、利兵衛が生きた明治時代は博多の街では前例がないものでした。
「やっぱり利兵衛」ではショーマンシップの座長である仲谷一志氏が利兵衛を演じ、困難に挑んていくエネルギッシュな利兵衛を演じていました。
博多座は多くの有名芸能人が出演する舞台が上演される九州を代表する劇場です。
福岡市の劇団とはいえ、街の劇団の作品が上演されることは稀なことです。
しかし今回の公演が開催された事実は、ショーマンシップが福岡の街に住む人々にとって愛され欠かすことのできない存在であることを再確認させました。
これからもショーマンシップは利兵衛のようにパワフルなエネルギーで、新しい歴史を重ねるために進んでいきます。