散策もすっかり辺りが暗くなった時、長崎駅周辺を散策していると、歴史のある西坂公園を見つけました。
暗くなってしまったのですが、散策開始。
長崎バスセンターの裏手を歩いていると、少し山手に輝く建物。これはかなり気になり、行ってみることにしました。
「これはいったいなんだろう?」と思わず考えるほど、煌々と光ってました。
ここは、日本二十六聖人殉教地でした。豊臣秀吉によるキリシタン禁止令により、1597年2月5日京阪地方へ伝導していたフランシスコ会宣教師6人と日本人信徒20人が処刑された丘でした。キリストが十字架に架けられたゴルゴタの丘に似ていることから信者達がこの地を処刑の場に願い出たと言われており、二十六聖人の殉教以降も多くの人々がこの地で処刑されたとされています。
2019(令和元)年11月に第266代ローマ教皇・フランシスコが長崎を訪れた際、この地で祈りを唱えられたことでも知られているそうです。日本に、信仰の自由が奪われた時代があったという現実を踏まえ再び繰り返してはならない歴史の地。
みなさんも平和を願ってお祈りしてくださいね。