兵庫県垂水区東舞子町、明石海峡大橋の傍にある「孫文記念館」(別名:移情閣)は、中国の革命家である孫文氏を顕彰する日本で唯一の施設です。
1984年に開設されたこの建物の前身は神戸で活躍していた中国人実業家・呉錦堂の別荘でしたが、孫文が来神したときに、歓迎の昼食会場となったことから、ゆかりの場所となったようです。
八角三層が印象的な本館は、現存する日本最古級の木骨コンクリートブロック造の建造物で、国の重要文化財に指定されています。
開館時間は10~17時、
休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12月29日~1月3日)
入館料金 大人300円、高校生以下無料
館内は靴を脱いでスリッパで鑑賞します。
日本や神戸と孫文の関りを中心に。呉錦堂の生涯や、建物について多数展示されています。
部屋2階を含めてたくさんあって、部屋ごとに展示のテーマが変わります。
歴史ある建物の内部を一部屋ずつめぐるだけでも、趣深いです。
実際に使用していた家具の展示もあり、しげしげと見入ってしまいました。
孫文という方は中国では英雄のようで、訪れるお客さんも中国人が多いそうです。私がお邪魔した際にも、孫文氏を紹介する映像の部屋で中国人の方々が中国語の映像を熱心に鑑賞されていました。
2階の海側の窓からは、瀬戸内海に渡る明石海峡大橋を望むことができます。
海の傍にある異人館。神戸らしい風景に歴史ある建物と背景を感じることができる場所です。