
廿日市市津田商店街に店を構える「津保美堂」は、昭和8年に創業し、2024年に100周年を迎えた老舗和菓子店です。店名は、創業者が商売を始めた地「浅原の地名・保曽原」と「津田」の一文字ずつを取って名付けられました。親しみやすい店構えと、どこか懐かしい甘い香りが漂う店内には、地元の人々だけでなく、県外から訪れるリピーターも多く集まります。


看板商品の「二重焼き」は、直径8cm、厚さ3cmとやや大きめで、食べ応えのある一品。特注の型で焼き上げる生地は、香ばしさとほんのり甘みがあり、時間がたっても変わらぬ美味しさを誇ります。定番の粒あん・白あん・クリームの3種類があり、特に自家製のあんこは甘さ控えめで上品な味わい。午後から焼き始めるため、訪れる際は時間に注意が必要です。



二重焼きのほかにも、地元農家から仕入れた新鮮なイチゴを包んだ「いちご大福」や、すぐに売り切れるほど人気のクリームパン、ふんわりとしたメロンパン、カリッと香ばしい揚げパンなど、昔ながらの手作りパンや和菓子がずらりと並びます。どれも素朴で優しい味わいが魅力で、懐かしさを感じさせるラインナップが幅広い世代に愛されています。

最近ではSNSでも話題となり、週末には行列ができることもしばしば。温かみのある接客と、変わらぬ美味しさが長年愛される理由の一つです。津保美堂の甘い香りをたどって、昔懐かしい味わいを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。