大津から伏見へ続く水運ルートの途中に作られた傾斜鉄道跡、蹴上インクライン。桜の有名スポットなので混雑しますが、それでも毎年無性に行きたくなる場所です。
今回は上から見下ろす形で楽しみました。疎水と桜もいいですが、線路と桜の組み合わせも風情があります。インクラインには、約90本のソメイヨシノが植えられているそうです。
運搬の際の高低差を克服するために作られたインクライン。ここまで鉄道でおろした荷物は船ごと疎水に入り、伏見方面へ運ばれたのですね。
疎水の噴水や琵琶湖疎水記念館の建物など、どれを取っても美しく、桜が映える風景です。来年の春は早朝の、人が少ないインクラインに訪れたいと思います。

蹴上インクラインの情報
京都市東山区東小物座町339