大酒神社は、広隆寺のすぐ横にあります。太秦の土地を守り、秦氏を祀る神社。主祭神は秦始皇帝という珍しい神社です。
朝鮮半島から渡来し、太秦の地を拠点とした秦氏は、秦始皇帝の子孫と名乗っていたのだとか。

鳥居の目の前にこちらの石碑が。「皇紀二千六百年 奉祝記念」と刻まれていました。丸い穴は何を意味するのでしょうね。調べてみましたがわかりませんでした。
秦氏にまつわる遺跡には、こういう不思議なものがたくさんあります。

手水舎。現在、水は出ていないよう。

本殿に向かう参道は、上の写真のように曲がり道になっています。
元々は広隆寺の後方にあった境内を移転したのだとか。

こちらが本殿です。災難除けのご利益があるそう。
大酒という字は、大辟(大避)とも書いたそうで、災難除けの意味にも通じるのかもしれません。調べれば調べるほど、面白い歴史を紐解けそうな神社でした。
京都市右京区太秦蜂岡町30
大酒神社の情報