京都府亀岡市馬路町にある和菓子店「朝日堂」は、明治40年（1907年）創業という長い歴史を誇る老舗の和菓子店です。
地元の人々に親しまれているのはもちろん、遠方からの訪問者にも評判の高いお店で、その魅力の一つが、地元の特産品「馬路大納言小豆」を使用した和菓子にあります。
「馬路大納言小豆」とは、亀岡市馬路町で栽培される希少な小豆で、通常の丹波大納言よりも一回り大きく、風味と色つやが非常に優れているのが特徴です。
その見た目の美しさから「畑の宝石」とも称され、平安時代には朝廷への献上品として用いられた歴史もあります。
現在では「幻の小豆」とも言われ、地元の生産者や自治会によって大切に守り続けられています。
今回のお目当ては、評判のソフトクリーム。見た目にもインパクトがあるほどのボリュームで、食べ応え十分です。
ひんやりとした口あたりと濃厚な味わいで美味しゅうございました。
さらに看板商品の最中「丹波大納言」も購入。サクッとした皮に、馬路大納言小豆を贅沢に使った餡がたっぷり詰まっており、一口食べればその上品な甘さと深い味わいに驚かされます。
丁寧に作られているのが伝わる、まさに職人の技を感じる一品です。
地元の素材を生かし、昔ながらの手仕事で仕上げられた和菓子は、どこか懐かしく、そして新しい味わい。亀岡を訪れた際には、ぜひ「朝日堂」に立ち寄り、馬路大納言小豆の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。