梅雨入り前の、気持ちよく晴れた6月の平日。なんとなく出かけた先は、高岡市の伏木にある「雲龍山 勝興寺」でした。

車は伏木駅に駐車でき、そこからお寺までは徒歩で7分ほど。その道すがらも趣があり、地域の空気を感じられて心地よい時間でした。お店は多くはないけれど、どれも味わい深く、次回はぜひ立ち寄ってみたいと思わせてくれます。


勝興寺の境内では、まず唐門の壮大さに圧倒され、本堂へ。建物の中では観光客の方がガイドを受けている様子を見つつ、なんとなく遠慮してしまって、仏さまや彫刻をしっかり見ることができなかったのは少し心残りでした。


でも、本堂の広縁に立ち並ぶたてのぼせ柱を目にしたとき、その見事な建築に息をのむような思いが。何も語らずとも迫ってくる圧倒的な存在感。建物そのものが語るものの大きさに、ただ立ち尽くしていました。




そして、もうひとつの国宝である「大広間及び式台」も見学。ここでもまた、ただ見るだけでも伝わってくる歴史の重みがありました。今度訪れるときは、もっとこの場所の背景や歴史を知ったうえで、もう一度じっくりと見てみたい
そんな気持ちが自然と湧いてきました。
そしてできれば、次は家族と一緒に来たい。静かで美しく、どこか心が整っていくようなこの場所を、誰かと共有したいと思いました。