藤森神社の本殿の奥にある「大将軍社」。
平安遷都の際、平安京の四方に祀られた神社の一つで、南を守護し、方除けの神様として現在も信仰されています。
ご祭神は磐長姫(イワナガヒメ)。
神話では木花咲耶姫(コノハナサクヤビメ)の姉で、木花咲耶姫が桜のように儚い美しさを持つ一方、磐長姫は岩のように不変の存在なのだそう。このことから、長寿のご利益があるとされています。
現在残っている社殿は、1438年に足利義政が創建したもの。重要文化財に指定されています。また社殿の周りには、藤森神社の第二紫陽花苑が。社殿の白い壁に、あじさいの淡い色が映えていました。

本殿とともに参拝する人も多く、大将軍社への信仰の厚さが伺えます。藤森神社参拝の際には、ぜひ立ち寄ってくださいね。

大将軍社(藤森神社)の情報
京都市伏見区深草鳥居崎町609
拝観時間:9:00~17:00