京都府京丹後市大宮町にある「いととめ」は、地元で長年親しまれてきた食品店です。現在は丹後鉄道・大宮駅前に製造拠点を構え、看板商品である「ぼたもち」を中心に製造・販売を行っています。そのぼたもちは、“飲めるぼたもち”と称されるほど柔らかく、とろけるような食感で評判を呼び、一日に数千個売れる日もあるほどの人気商品です。
そんな「いととめ」には、実はもう一つの名物商品があります。それが、「鉄かぶとパン(かぶとパン)」と呼ばれる、ユニークな帽子型のパンです。

見た目はまさに“ミニ兜(かぶと)”。帽子のツバ部分は厚めで、クッキーのようなサクッとした食感に仕上がっています。中のパン生地はふんわりと柔らかく、どこか懐かしさを感じる甘さが口いっぱいに広がります。
この「鉄かぶとパン」は、そのまま食べても美味しいですが、トースターで軽く温めると、外側はより香ばしく、中はふんわりとしたままで、絶妙なバランスが楽しめます。素朴で飽きのこない味わいが魅力で、「ぼたもち」と並ぶ人気商品として親しまれています。

現在、「鉄かぶとパン」は京丹後地域のスーパーマーケット「にしがき」各店で販売されています。ただし、ぼたもち同様、人気が高いため早い時間に売り切れてしまうことも。確実に手に入れたい方は、早めの来店や事前の問い合わせをおすすめします。