伏見桃山の御香宮神社には、大名で作庭家・小堀遠州ゆかりの石庭があります。

庭園を眺める部屋は御香宮神社の社務所内にあるのですが、室内には歴史的に貴重な品々があって、興味深く見ることができました。

一番気になったのが、こちらの「水濾し石」。豊臣秀吉がお茶会を催したときに、水を濾した石だそうです。御香宮神社には名水・御香水が流れているので、きっとその水を濾してお茶をたてたのでしょうね。

こちらは人形のほうに焦点を当ててしまいましたが、実は、貴重なのは後ろの地図です。伏見城が廃城となったあとの伏見の様子が描かれているのだそう。

またこちらには、御香宮神社の御祭神・神功皇后が描かれています。横にいるのは忠臣・武内宿禰(たけうちのすくね)。神功皇后の息子でのちの応神天皇を抱えています。
ほかにもたくさんの貴重な品があり、和室で静かにゆったり見学できました。
御香宮神社の情報
京都市伏見区御香宮門前町174
拝観時間:9:00~16:00