御香宮神社の社務所からは、小堀遠州ゆかりの庭を眺められます。
小堀遠州は、江戸時代の大名。作庭の腕前を徳川家光に認められ、伏見奉行になった人物です。御香宮神社にある庭園は、伏見奉行所に小堀遠州が作庭した枯山水庭園を移築したものだそう。
庭園には、日本で二番目に古いといわれる手水鉢があります。
手水鉢に、文明9年(1477年)の銘が刻まれているそう。

また、庭園の北側には藤棚があります。
御水尾天皇に「とこがらの藤」と呼ばれた藤棚で、奥にはその由緒となる和歌が刻まれた石碑が。

見どころの多い庭園を、静かな和室からゆっくり眺めることができました。

御香宮神社の情報
京都市伏見区御香宮門前町174
拝観時間:9:00~16:00