京都・宇治の自然豊かな地に佇む三室戸寺(みむろとじ)は、「花の寺」として知られる名刹です。山号は「明星山(みょうじょうざん)」。本山修験宗の別格本山であり、西国三十三所巡礼の第10番札所としても多くの巡礼者を迎えています。
創建は奈良時代の770年、光仁天皇の勅願により大安寺の僧・行表が開いたと伝えられ、千年以上の歴史を誇ります。
創建は奈良時代の770年、光仁天皇の勅願により大安寺の僧・行表が開いたと伝えられ、千年以上の歴史を誇ります。
三室戸寺の最大の魅力は、なんといっても四季折々の花々が織りなす華やかな景観です。春には約2万株ものツツジが一斉に咲き誇り、初夏には約1万株のアジサイが境内を涼やかに彩ります。さらに、夏には蓮(ハス)の花が池を優雅に飾り、秋には紅葉が境内を鮮やかに染め上げます。まさに一年を通して異なる表情を楽しめる「花の楽園」です。
広大な境内には、「与楽園(よらくえん)」と呼ばれる5000坪の日本庭園が広がっています。枯山水と池泉を組み合わせたこの庭園は、訪れる人の心を静かに癒す美しさを湛え、写真スポットとしても人気です。花々と石庭、池の調和が織りなす風景は、まるで一幅の絵のような趣を感じさせます。
また、本堂へと続く石段の途中にある「宇賀神(うがじん)」像も、訪問時にぜひ立ち寄りたいポイントです。蛇の姿をしたこの神様は、「耳をさわれば福がくる、髭を撫でると健康長寿、しっぽをさすれば金運がつく」という言い伝えがあり、多くの参拝者が願いを込めて手を伸ばしています。
三室戸寺は宇治観光と合わせて訪れるのにぴったりなスポット。季節ごとの美しさを求めて、何度でも足を運びたくなるお寺といえるでしょう。












