祇園祭で京都の町に建つ「鉾」と「山」。「鉾」は屋根の上に真木と呼ばれる鉾柱が、「山」には真松と呼ばれる松の木が立つという違いがあります。今回ご紹介する岩戸山も、「山」なので真松が立っていますね。
岩戸山の「岩戸」は、天照大神が隠れた天岩戸に由来しています。
また、鉾には車輪があり、山には車輪がなく担いで巡行するという違いもありますが、岩戸山の場合は車輪があり、「曳山(ひきやま)」と呼ばれています。
多くの山鉾はくじ取り式で巡行の順番を決めますが、岩戸山はあらかじめ順番が決められてる「くじ取らず」の山鉾の一つ。今年も雨の中、22番目に巡行しました。

巡行の際は、屋根の上に立つご神体にもぜひ注目していただきたい山です。

※岩戸山が建つエリアの地図