お盆の前、京都では先祖の霊「お精霊(しょらい)さん」を迎えるため、迎鐘をつく習慣があります。迎鐘がとくに有名なのは、六道珍皇寺の六道まいり。期間中は、たくさんの人が迎鐘をつくために並びます。

一方、今回訪れたのは六道珍皇寺の西側にある六波羅蜜寺。
六道珍皇寺に比べて人がいないようだったので、私はこちらで迎鐘をつくことにしました。「我が国最初の地下の大つりがね」だそう。
迎鐘は、本殿の右手にあります。
手前に垂れ下がっている紐を引いて鐘を鳴らしました。この音が冥土まで響き、ご先祖様がやってくるのだそうです。誰が考えたのか、本当に面白い風習ですね。京都に移住して以来、初めて体験した迎鐘でした。

六波羅蜜寺の情報
京都市東山区轆轤町81-1
※迎鐘は8/7~8/10の行事です。