宝鏡寺は、上京区にある臨済宗のお寺です。
周辺に多い尼門跡寺院の一つで、本尊の聖観音菩薩が手に円鏡を持っていることから、「宝鏡寺」の名前が付いたそう。百々ノ辻にあり、内親王が入るお寺だったことから百々御所の別名もあります。
境内の東側には、足利義満母の別宅・小川殿があったそう。小川殿は、応仁の乱の際には細川勝元の別宅としても使われたのだとか。現在は跡地となり、宝鏡寺の境内に取り込まれています。
入寺した内親王は、父である天皇から季節ごとに人形を贈られたとか。そのため、宝鏡寺は人形の寺とも呼ばれ、人形展や人形供養も行われています。

天皇から賜った花も境内に咲くなど、皇室の雰囲気を感じさせる宝鏡寺。ぜひ訪れてみてください。

宝鏡寺の情報
京都市上京区百々町547
拝観時間:10:00~16:00