歴史的な茶室が並ぶ小川通の一角に、本法寺があります。

本法寺は、江戸時代初期の文化人・本阿弥光悦をはじめとした本阿弥家の菩提寺。開祖は日蓮宗の僧侶・日親です。何度か移転を繰り返したのち、この場所に落ち着いたお寺なのだそう。
山門の前にある橋は、昭和初期までここを流れていた小川(こかわ)に架かる橋。かつてあった川の様子を知ることができる、数少ないスポットです。

参道の緑も美しいですね。紅葉の時期もきっときれいなのではないでしょうか。境内では本阿弥光悦作の「巴の庭」が見どころなほか、長谷川等伯の重要文化財「釈迦大涅槃図」が公開されることもあります。

周辺は古都の風情たっぷりなエリアなのですが、意外と観光地化されていない穴場。静かな京都散策を楽しめておすすめです。
本法寺の情報
京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617拝観時間:10:00~16:00