岡山県津山市一宮にある「中山神社」は、美作国一宮として古代から崇敬を集めてきた格式高い神社であり、建築・歴史・自然のすべてが調和したパワースポットです。
立派な鳥居にその偉大さを感じます。
鳥居をくぐるとすぐに左手に名木百選のムクノキがあります。推定樹齢は500年。名木は他にも本殿横にけやきの木があり、こちらも同じく樹齢は500年。共にその姿に歴史を感じます。
※標識には500年とありましたが現在はもっとあると思います。
参道右手には立派なお牛様の像が座られています。
創建は、慶雲4年(707年)、鏡作神を祀るために創建されたと伝えられます。
社格は、延喜式内社・名神大社・美作国一宮・旧国幣中社という由緒正しい神社。
こちらの神社の本殿様式ですが、「中山造り」と呼ばれる独特の建築様式。入母屋造妻入檜皮葺で、国指定重要文化財だそうです。
また 鳥居に関しても「中山鳥居」と呼ばれる独特の構造で、貫が柱を突き抜けない珍しい形式です。
さらに 神門は、津山城二の丸から移築された四脚薬医門で津山市指定重要文化財というから、文化財としても全てが格式のある貴重な神社なのです。

境内の自然と空気感がとても落ち着く神社。
さらに本殿奥には「猿神社」というお猿さんをおまつりしている神社があります。
ちょっと薄暗く続く参道に一人では怖いかもしれません。表の中山神社の狛犬が猿っぽかったのはそのせいなのかなと少し思ってしましました。

格式ある中山神社の建物や歴史を思いながら参拝してみるといいですね。