折上稲荷神社の境内には「京都市史跡」にも登録されている「稲荷塚」があり、1500年前のものだそうです。

稲荷塚は稲荷神の前身である「祖先神(田の神)」が祀られていたそうで、のちに稲荷大神が降りられ伏見稲荷と共に「最古の稲荷神」と言われています。

実は西にある稲荷山を挟んだ向こうには「伏見稲荷大社」があり、そちらから見て「奥の院」とも呼ばれています。

これらを結ぶ線は「レイライン」とされていて最強のパワースポットです。

こちらには40を数える神様や縁起物が祀られています。
数が多いので分けてご紹介します。

今回は入り口の鳥居から参道にあたる階段、外周の南西側です。
まずは境内でいただける「稲荷塚マップ」。
数字でいうと28までありますが、一か所に複数の神様が祀られているところもあるので、数えたら40ありました。

では入り口にあたる「鳥居」。
階段を上がると中心地に本殿の役割を果たす祠がありますが、その外周の低いところにも祠や石碑が並んでいます。

この入り口の鳥居は「加藤楼稲吉(奉納鳥居)」と呼ばれ、モルガンお雪のお姉さんが奉納しました。

ってか・・・

モルガンお雪って誰やねん

簡単にご説明します。

モルガンお雪」はその昔、祇園で働いていた芸妓さんです。
世界三大財閥のモルガン氏に見初められて嫁ぎました。
そのため「日本のシンデレラ」とも呼ばれている方です。

鳥居の脇には石碑。
この椥辻周辺にたくさんある古墳は「中臣群集墳跡」として、様々な形で残っています。

ここもその一つ。

階段を上がる前に、外周の南東側をご紹介しましょう。
折上稲荷神社の正面鳥居のすぐ脇にある・・・
寶大神(たからだいじん)」です。
宝くじ・賭け事・株などの神様で、多くの方が参拝しています。

その右には・・・
左から金運の神様金森大神」・子授け・安産の神様白玉大明神」・人に恵まれ助けを得られる瓢助大神」です。

そして鳥居をくぐり階段を上がると、左側に・・・
荒清大明神」「一心大明神」「三松大明神」。
永く願い続けていることが叶うといわれています。

この向かいには御神木であるカシの木。
その根元には・・・
私は雪だるまっぽく見えるのですが、根っこみたいのものがあり、こちらは「お稲荷さんの授け脳」と呼ばれています。
その後ろがカシの木です。

脳みその形をしているので、参拝するとストレスを溜めない健康な脳を得られるそうです。

もうちょっとアップの写真。
何とも言えない雰囲気ですね。

まだまだ続きます。


《関連記事》



折上稲荷神社
住所:京都府京都市山科区西野山中臣町25−25
参拝時間:9:00~17:00(受け付けは16:30まで)
拝観料:無料
その他:専用駐車場有