清浄華院(しょうじょうけいん)は、京都御所の東・寺町通り沿いに並ぶ寺院の1つで、浄土宗大本山のお寺です。
平安時代の貞観2年(860)に清和天皇の勅願により宮中に建立された禁裏内道場(仏教を学ぶ場所)が始まりとされています。
境内で最も大きなお堂「大殿」が本堂で、浄土宗宗祖・法然上人の御影がお祀りされています。
堂内左側にお祀りされているのは「泣不動尊」です。
「泣不動尊」は、自らが身代わりとなって師匠の命を助けようとした弟子を、感動の涙を流して救った不動明王の尊像で、そのお話が描かれた「泣不動尊縁起絵巻」が、清浄華院に残されています。(現在は京都国立博物館に寄託)
京都非公開文化財特別公開 最終日の清浄華院②#安倍晴明 の修法の場面が「泣不動縁起」絵巻が人気のようです。 pic.twitter.com/NLwXrhj55B
— まーくん💙💛@北河内の片隅から (@ko_0021) 2019年11月10日
実は「泣不動尊縁起絵巻」には、重病にかかった師匠が陰陽師・安倍晴明に占ってもらったり、弟子を身代わりにするための祈願をしたりする場面も描かれていてるため、清浄華院は晴明ゆかりの寺院としても知られているのです。
かっこいい「安倍晴明」の御朱印もあります!
かっこいい「安倍晴明」の御朱印もあります!
大殿の南側には平安時代に作られた阿弥陀三尊像がお祀りされています。
静かな堂内の奥に安置されている阿弥陀如来と脇侍の観音菩薩・勢至菩薩はとてもやさしい面差しで、とても穏やかな気持ちになりました。
静かな堂内の奥に安置されている阿弥陀如来と脇侍の観音菩薩・勢至菩薩はとてもやさしい面差しで、とても穏やかな気持ちになりました。
おはようございます。 pic.twitter.com/Y2tITQP5zP
— 大本山清浄華院 (@sho_jo_ke_in) 2025年9月8日
総門を入ってすぐ北にあるのが不動堂。
こちらには2m近くある大きな不動明王坐像と「泣不動尊縁起」に描かれている晴明そのままの像がお祀りされています。
本日は毎月28日御縁日の泣不動法要でした〜
— 大本山清浄華院 (@sho_jo_ke_in) 2025年8月28日
太鼓でお経を上げる賑やかなお勤めです。毎月28日15時から。 pic.twitter.com/4vuY3bCVl9
一般の観光客が訪れないお寺ですが、それだけにゆっくり静かに参拝できる貴重な場所です。
寺務所のお坊様も親切ですよ!












