京大のシンボル、時計台記念館は、クラシカルな洋風建築が見どころです。

元々この場所には、京大の前身である第三高等中学校の本館があったそう。1912年に焼失し、跡地にできたのがこの建物で、当時としては最新のコンクリート構造だったのたとか。
建築は武田五一氏。ほかに京都市役所の本庁舎東館や京都府立図書館など、京都の建築物に多く関わっています。また武田氏は、京大工学部建築学科の初代教授でもありました。
アイボリーの壁が美しい時計台の内部。柱の装飾も素敵で、まるでお城の中のよう。壁の掲示物がなければ、大学とは思えませんね。
八角形のレトロな照明。天井に放射状の光が広がることで、優雅な印象を醸し出しています。ほかにもさまざまな形の照明があり、光の演出だけでも楽しめる時計台記念館です。

京都大学百周年時計台記念館の情報
京都市左京区吉田本町36
開館時間:9:00~18:00