白川は、比叡山や如意ケ岳に周辺で集まった水が北白川へ流れ出て、岡崎の京都市動物園辺りで琵琶湖疎水と合流し、平安神宮の大鳥居があるあたりで琵琶湖疎水と別れて祇園四条から鴨川へと流れる川です。
祇園エリアの白川周辺には風情ある建物が並び、石畳の美しい「巽(たつみ)橋」では、人が少ない早朝にウエディングフォトを撮影されている方もよく見かけます。
その白川にかかる橋の1つに一本橋という名の橋があります。
一本橋は三条通から東大路通へ流れる間にあるとても小さな橋ですが、知る人ぞ知る人気スポット。
幅は約70cmという本当に狭い橋で、千日回峰を成し遂げた行者が入洛する際に最初に渡る橋であることから「行者(ぎょうじゃ)橋」「阿闍梨(あじゃり)橋」とも呼ばれます
もちろん誰でも渡れるのですが、実際渡ってみると想像以上に怖い!
万一落ちたとしても川底が見えるほどの浅さなのですが、でも怖い。
落ちるのが怖いのか、狭さゆえ怖いのかわかりませんが、私は途中から小走りになってしまいました。
一本橋の少し南には白川にせり出すように設けられた「親水テラス」があり、そこからは美しい白川の景色がとてもよく見えます。
祇園四条から岡崎方面への抜け道にもなっている白川沿い。
人混みを離れて少し歩いて見ませんか。