下鴨神社の御手洗川にかかる輪橋のたもとには、光琳の梅と呼ばれる梅の木があります。
花が咲く時期は、その年によっても異なりますが、大体2月上旬から3月上旬頃。深いピンク色が印象的な梅の花です。
光琳の梅は、江戸時代の画家・尾形光琳が「紅白梅図屏風」を描いたことから名づけられました。MOA美術館に所蔵されている尾形光琳晩年の傑作で、国宝に指定されているのだそうです。
光琳の梅とは別に、上賀茂神社と下鴨神社では毎年10月10日に「紀州梅梅干し奉献奉告祭」が行われ、その年の青梅が奉納されます。賀茂別雷神に、梅にまつわる伝説があるからだそうで、梅にさまざまなゆかりのある神社なのですね。

下鴨神社の情報
京都市左京区下鴨泉川町59
参拝時間:6:00~17:00