京都・東山エリアを代表する名刹として知られる永観堂(えいかんどう)。正式名称は「禅林寺(ぜんりんじ)」で、浄土宗西山禅林寺派の総本山です。
南禅寺のすぐ北に位置し、平安時代から続く長い歴史を持っています。
「永観堂」という呼び名は、平安中期の高僧・永観律師(ようかんりっし)に由来します。
だったら「ようかんどう」じゃないの?と思わなくもないですが、寺の正式名である禅林寺に永観律師の名声が重なり、人々が自然と「えいかんどう」と呼ぶようになったと伝えられています。京都では古くから親しまれてきた呼称です。
永観堂といえば、やはり紅葉の美しさが有名です。
境内にはカエデが数多く植えられ、11月中旬から下旬にかけて一斉に赤や橙へ色づきます。
放生池(ほうじょういけ)に映り込む紅葉や、多宝塔から見下ろす眺めは特に人気で、毎年多くの参拝者が訪れます。
さらに、永観堂を語るうえで欠かせないのが「みかえり阿弥陀」です。
阿弥陀如来像が左後ろを振り返る姿は日本でも非常に珍しく、穏やかな表情ながらも動きを感じさせる独特の美しさがあります。
永観律師と阿弥陀如来の伝説が息づくこの像は、多くの人を魅了し続けています。
南禅寺や哲学の道からのアクセスも良く、散策ルートとしても人気の永観堂。紅葉の季節はもちろん、四季を通して美しい景色が楽しめる京都屈指の名所です。












