静岡県松崎町にある道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」の敷地内には、地域の歴史を静かに語る資料館「三聖会堂」があります。ここでいう「三聖」とは、松崎町を代表する三人の偉人のことです。
幕末に学問を広めた漢学者・土屋三余、明治期に地域の発展に尽くした実業家・依田佐二平、そして北海道・十勝平野を開拓したことで知られるその弟・依田勉三。この三名の功績をまとめ、後世に伝えるためにつくられたのが三聖会堂です。
館内には、それぞれの人物が歩んだ人生や業績をわかりやすく紹介する資料が並び、松崎町の歴史や文化がどのように築かれてきたのかを知ることができます。教科書には載らない地域の物語に触れられる点も魅力です。
また、建物自体がアンティークな雰囲気をまとい、静かで落ち着いた空間となっており、ゆったりと展示を楽しめます。道の駅に併設されているためアクセスも良く、観光の途中で気軽に立ち寄れるのも嬉しいところです。
松崎町の背景をより深く知りたい方や、地域ゆかりの偉人に関心のある方には、ぜひ訪れてほしいスポットです。