金刀比羅宮は、香川県琴平町・象頭山の中腹に鎮座する神社。
そして金刀比羅宮の書院は、表書院・奥書院・白書院の3つで構成されています。
表書院は、江戸時代に金毘羅大権現へ奉仕した別当・金光院の客殿として建てられた建物で、入母屋造・檜皮葺の重要文化財です。
内部には、
• 円山応挙「虎の間」「鶴の間」「七賢の間」「山水の間」(重要文化財)
• 邨田丹陵(むらたたんりょう)の障壁画
• 森寛斎の障壁画
などが残り、江戸後期の最高峰の日本画を“部屋ごと”体験できる特別な空間です。
応挙晩年の天明〜寛政期の秀作である、円山応挙の障壁画を直に見られるのは貴重な体験です。
また同書院は、建築そのものが美術品のようで 江戸前期の入母屋造・檜皮葺や 格天井や細部の意匠が実に美しいです。
障壁画と庭園が一体となった“絵巻のような空間”で、腰を掛け、庭園を眺めながらひと時を過ごすのも気持ちがいいです。
この日は「宮脇慎太郎 写真展「earthsea land」」が開催されており、瀬戸内のパノラマ写真が表書院に展示されていました。
金刀比羅宮公式カレンダー用の未発表写真もあり、書院との景観のコラボが見どころ満載でした。
表書院は、江戸前期(1658〜1660)建築の重要文化財で現在一般公開されているのはこの表書院のみです。
ぐるりと回ってゆっくり見るだけでも豊かな気持ちになれます。こんぴら参りの途中に必ず立ち寄りたい“芸術の聖域”です。