滋賀と京都を結ぶ湖西道路沿い、和迩(わに)インターチェンジすぐの場所にある道の駅「妹子の郷(いもこのさと)」は、ドライブ途中の休憩やお土産探しにぴったりのスポットです。
2015年にオープンして以来、琵琶湖や比良山系の自然を感じながら立ち寄れる便利な道の駅として人気を集めています。
湖西地域唯一の道路休憩施設でもあり、地元の旅人だけでなく県外からのドライブ客にも愛されています。
この道の駅が「妹子の郷」と名付けられたのは、飛鳥時代の有名な遣隋使小野妹子にちなんでいます。
小野妹子は推古天皇の時代に中国の隋へ派遣された外交官で、日本と中国の交流史に名を残す人物です。
607年には遣隋使として隋の皇帝にあてた書簡を届け、その後も日本の政治・外交の舞台で活躍しました。
そして、この地域・和迩は古くから小野氏一族が暮らしていた地とも伝えられ、小野妹子ゆかりの地として「妹子」の名が道の駅にも採用されました。
道の駅のシンボルには、彼が隋から持ち帰ったとされる「紅白の麻紐(みずひき)」がモチーフに使われており、航海の無事や人と人との縁を結ぶ意味が込められています。
施設内には、滋賀県・大津市周辺で採れた新鮮な野菜や農産加工品、和菓子や洋菓子、季節の特産品などが並ぶ 物産販売所 があり、眺めているだけでも楽しい場所です。
お土産探しはもちろん、その日の夕食用の食材を買って帰るのもおすすめです。
さらに、観光情報コーナーやコンビニエンスストア、EV車用充電設備もあり、長距離ドライブの休憩地点として機能性も抜群です。
周辺の観光情報もチェックできるので、次の目的地を探すのにも便利です。駐車場も普通車・大型車合わせて広く用意されているので、気軽に立ち寄りやすいのも嬉しいポイントです。
湖西ドライブの際は、景色を楽しみつつ 妹子の郷 で一息ついてみてはいかがでしょうか。
季節ごとの特産品や近江牛メニューが、旅をより豊かにしてくれるはずです。