厳島神社と言えば、平清盛が造営させた広島宮島にあるあの美しい神社です。でも京都にも清盛ゆかりの厳島神社があります。
「池の弁天さん」と呼ばれているこちらの神社は、清盛が母祇園女御のために宮島の厳島神社を勧請したもので、宗像三女神の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たきりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)と、のちに祇園女御も合祀されています。
市杵島姫命は弁財天と称されることもあるため、この厳島神社は「池の弁天さん」と呼ばれて親しまれています。
社の前に広がるのは、九条池。
左に見えるのは、九条家の現存する唯一の建物で・拾翠亭(しゅうすいてい)です。
時期は不詳ですが、厳島神社は九条家の鎮守社として池泉回遊式庭園の一部として存在していました。
少し変わった形の鳥居は、唐破風鳥居とよばれるもので、京都三珍鳥居の1つに数えられています。
鳥居の上の部分が寺社の屋根のような曲線を描く珍しい鳥居は、現在ではあまり見られない様式で、昭和13年(1938)に重要美術品に認定されました。
厳島神社からは、趣のある拾翠亭の外観を見ることができます。
拾翠亭は通常は非公開ですが、年末年始を除く木・金・土と、5月15日の葵祭、10月22日の時代祭には公開されています。
私が訪れたのは土曜日だったのですが、この日は運悪く貸し切りで見学できませんでした!
拾翠亭が最も美しく見えるのは、百日紅が咲く季節。
夏の暑い時期ですが、ぜひ一度ご覧ください。
厳島神社の社務所は毎月1・15日のみ開いています。
それ以外は京都御苑西にある菅原院天満宮神社でお問い合わせください。