佐賀県の春の一大イベントとして最初にあがるのが「有田陶器市」。と同時に、同じく佐賀県北部の伊万里地区で開催されている「鍋島窯 窯元市」。“伊万里窯元市”とも呼ばれ、普段は少し敷居の高い古伊万里の陶器たちをお手頃価格で購入することができます。
駐車場から焼き物通りへと進む際、一度立ち止まって見つめたくなる風景。青空と豊かな木々、そして伊万里焼の焼き物、タイルで装飾された橋。この時期は鯉のぼりも加わり、一層晴れやか。
そして伊万里焼の焼き物、タイルで装飾された橋。この時期は鯉のぼりも加わり、一層晴れやか。有田陶器市と比べると、どうしても規模や出店数などは限られますが、ここならではの時間や空気の流れ方はとても心地よく感じます。
秘窯の里・大川内山。夏は、風鈴まつりも開催されます。こうして見ると、窯元が密集して1つの村になっています。山の麓なので少し坂もありますが、通り沿いには控えめながらも上品に佇むお店が並び、普段よりもお手頃価格で販売しています。
青磁器がメインに並ぶ「鍋島青窯 虎山窯」。淡く透き通るような、優しく薄い青色が美しい。窓側に連なる風鈴が、見た目と音で涼感を与えてくれます。有田焼と比べると線が細く、絵柄も控えめ。
手毬や小花など、古典的な絵柄も伊万里焼の特徴の1つです。色をふんだんに使うというより、背景は色を重ねず、繊細なタッチの絵柄を際立たせるものが多く感じます。
「文三窯」は期間中、3割引き。やはり筆者が惹かれるのは風鈴…でも一昨年ゲットしたし、今回は有田焼風鈴を買ったので我慢!少し大きめサイズや、色鮮やかなものもありました。
「青山窯」。色やかたちさまざまな小皿が多く並んでいました。目の前の通りは、緩やかな坂で、下は石畳。細い道はなかなか狭いけれど、それがまた良い。水路から水音が流れ、各コーナーに佇む窯元はどれも堂々としていて。焼き物通を歩くだけでも癒されます♪
今回、伊万里焼で吟味した結果、求めていたイメージにぴったりの“湯飲み”と出会えたのはこちら。「杏土窯(あづちがま)」。
茶色い淵がアクセントの、藍色の絵柄が映える湯飲み。1,000円という破格でゲット!毎晩使っています。程よい厚みで安定感もありつつ、口当たりが優しく、手のひらに丸くおさまるフォルムもお気に入りです。
【鍋島藩窯 窯元市】
会場:伊万里市大川山内エリア
2026年4月29日~5月5日開催