戸沢村の白糸の滝を見たあと、次にどこへ向かうか考えていました。
空を見上げると、日本海側には青空が広がっています。
時間的には迷うところでしたが、その空に背中を押されるようにして、かねてから訪ねてみたかった遊佐町の「丸池様」へ向かうことにしました。
丸池様は池の底から湧き出ている湧水のみで満たされているとのこと。
青い池と聞くと、北海道の白金青い池や神の子池を思い浮かべますが、東北にも同じような景色があると知り、いつか見てみたいと思っていました。
駐車場から池へ向かう途中には、牛渡川が流れています。
驚くほど透明な流れの中には梅花藻が揺れ、小さな白い花を咲かせていました。
清らかな水が育む風景は、丸池様への期待を自然と高めてくれます。
やがて木々の間を抜けると、鮮やかな青に染まる池が姿を現しました。
差し込む光に照らされた水面は静かに輝き、水底までもはっきりと見渡せます。
水中から顔をのぞかせる苔むした木は、まるで舞台の上で光を浴びているかのようでした。
念願だった丸池様は、期待以上の美しさで迎えてくれました。