京都・伏見は良質な水に恵まれ、昔から酒造りが盛んで、日本酒の名産地として知られます。
今でも多くの蔵元がありますが、その中でもひときわ目を引くのが「桃の雫」で知られる「松本酒造」です。
東高瀬川沿いに建てられたその建造物群は、まるでそこだけタイムスリップしたかのよう。
1922年(大正11年)に建てられたという酒蔵と煉瓦造りの倉庫・煙突は、「伏見の日本酒醸造関連遺産」として、経済産業省の近代化産業遺産に認定。江戸時代に創建された正門と、1954年(昭和29年)頃に建てられたという迎賓館・万暁院(まんぎょういん)は国の登録有形文化財に登録されています。
建造物群の西側には菜の花畑が広がり、時代劇の撮影場所となっているそうです。
時代劇ファンの方なら「ここはあの作品の…!」となるかもしれませんよ。