佐賀市の呉服元町商店街にある「子どもの本屋 ピピン」
飲食店や昔からある婦人服店などが並ぶ通りで、目を惹く可愛らしい外観。なんとお店は全て、お店の方の手作りだそうです。
長年読み聞かせなどの活動をしてきた団体の方たちが、その意思を受け継ぎ、運営しています。
もともとあった場所からここに移転して16年。地域に寄り添い、“町の絵本屋さん”として親しまれています。
絵本は1つ1つ、お店の方がセレクトしたもの。図書館で探したとっておきのものや、書店に並んでいた子供たちがよく手にとっていたものなど…1冊1冊、選ばれたときのエピソードがあり、それがまた店内の温かい雰囲気を作っているんだなぁと感じます。
入口手前はおもに月齢が低い子ども向け。懐かしい絵本もたくさんありました。懐かしさに浸りつつ、“絵本に流行はないんだな”としみじみ。もちろん話題になっているものや、新しく出版された、少しイマドキ?な洗練された絵本も素敵ですが、昔から…それこそ昭和の時代から親しまれてきた絵本たちには、貫禄のような、絶対的な安心感があります。
大好きな絵本作家さん、林明子さんが画を担当した「はっぱのおうち」と、ぐりとぐらのポストカードを購入しました。
ほっこりする、色鉛筆で描いたような温かい絵柄。お話も素敵です。

お店の方のお話を聞いたり、大型書店とは違う雰囲気の中ゆっくりとまわりを気にせず選んだり。優しくて居心地の良い空間です。
自宅用はもちろん、誕生日や出産のお祝いを選ぶのも良さそうです。
【店舗情報】
店名:子どもの本屋 ピピン
場所:佐賀市呉服元町7-13
営業時間:10:00~17:00
    (日祝は12:00~17:00)
定休日:火曜日、金曜日