南無阿弥陀仏
そう唱えることを念仏と言います。
江戸時代、一向宗を禁止していた薩摩藩は念仏を唱えることも禁止されていました。しかし、信者達は隠れてこの場所で念仏を唱えていたことから「隠れ念仏」と呼ばれています。

立山のかくれがまは、そんな歴史が残されています。
かくれがまの「がま」とは、鹿児島弁で山の斜面などに掘った横穴のことで、役人に見つからないようにと造られたそうです。入口は大人1人がしゃがんでようやく入れるほどですが、中は広く掘られています。
天井には空気孔が1箇所と、奥には小さな祭壇が設けられています。


実際に入ってみると、空気が冷たくて寒いと感じました。中は照明が付いているので懐中電灯等も要らなく、誰でも入ることが出来ます。(天井や壁にはオオゲジがッッ)
薩摩藩の信仰に対する弾圧の実態に迫る遺跡として公開されており、すぐ側には小さな神社もあります。

「こんな場所がこんな歴史があったんだ」
と他では出来ない体験ができる、勉強にもなる立山のかくれがまに是非とも足を運んでみてください!



名称:立山のかくれがま
住所:鹿児島県南九州市知覧町西元
駐車場あり
※近くの立山ポケットパークに駐車できるスペースがあるのでそこに車を停めてください。