日本一小さい市の埼玉県蕨(わらび)市には、昭和のころから続いている夏祭りがあります。
機(はた)まつりと呼ばれるのですが、由来は蕨市で江戸時代から昭和30年代ころまで織物産業が盛んだったことにあります。
機まつりは、蕨駅西口の商店街(蕨ピアロード商店街)で開催されます。
蕨には、機織りの先駆者と言われている髙橋新五郎という人が住んでおり、彼は現在機織りの神様として機神社(現在の塚越稲荷神社の末社)に祀られています。
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現在では多くの市民が集うお祭りになりましたが、もともとは蕨の産業から生まれたお祭りだったんですね。
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コロナ禍になってからは、お祭りの規模を縮小して開催していましたが、2023年はコロナ前と同じ規模になり、活気があふれるお祭りに戻りました。